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2013.9.5

#10 未完成の部屋で

石母田 諭(東北芸術工科大学大学院 デザイン工学専攻 環境デザイン領域)
 

どこを塗ってもペンキが乾くと黄ばみが浮き上がってくるため、やはり3度塗りは必須。
予想通り、塗装作業は1日では終わりませんでした。それでも引っ越しを済ませてしまっているため、この部屋で生活しなければいけない…。

その日の夜は、引っ越しを聞きつけた友達が突然やってきて現状の部屋に驚きと不安感を抱きながらも未完成のこの空間を楽しんでくれました。


好き勝手にこの部屋で遊んでくれました。

いや、この未完成な感じが良かったのかもしれないです。養生のビニール覆われ、ペンキがポタポタ垂れ、裸電球だけがぶら下がっている、なんとなく秘密基地のようなこの部屋。ペンキを塗るためにカーテンを外していたため、室内は外から丸見えだけど、気分は秘密基地。

(文・写真=石母田 諭)

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このブログについて

「改装OK物件」という言葉に惑わされ、無計画なまま勢いで引っ越したのはボロボロの平屋 (良く言えばノスタルジック)。そんな物件に山形R不動産の石母田が実際に住み、自分の手で少しずつリノベーションをしながら暮らしていく。

著者紹介

石母田 諭(いしもた・さとし)
1990年 宮城県石巻市生まれ。2015年 東北芸術工科大学大学院 環境デザイン領域修士課程修了。在学中は山形R不動産の活動に参加。解体予定の空き家に住み、改装しながら暮らす日常の様子を綴った「セルフリノベで暮らす」をプロジェクトブログとして発信。2015年〜株式会社オープン・エーに勤務。

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