共同生活は、一人暮らしとはまるで違います。
ミサワクラスのように、キッチンなどの空間や、冷蔵庫などのモノを共有すると、いろいろ面倒なこと、ストレスになることが出てきます。
僕もそういったストレスがやはりありました。
僕はきれい好きで、キッチンのコンロや流しに誰かの使いっぱなしがあると、気になります。
キッチンが汚すぎると、居たくなくなります。
他の人も使うのに、「汚い・使いっぱなし」という状態は、みんなに不快感やストレスを与えます。
ミサワクラスではそれが結構問題になりました。
そんなこともあって最近では、こんなものが増えてきました。
使い方や注意事項が書かれた張り紙付き冷蔵庫。冷蔵庫などに張り紙が貼られ、シェアするモノの『how to』が書かれています。
冷蔵庫を使う人張り紙。
ゴミ箱の使い方張り紙。張り紙だけではありません。
張り紙からヒントを得て、共同生活独特のツールを開発しました。
炊飯器の使い方が書かれた黒板。シェアするモノと、空間が一体化した黒板です。
ここでは黒板の手前に炊飯器が置かれ、黒板には炊飯器の使い方とルールが書かれています。
【炊飯器の使い方】
炊飯器を使う人は、使っている炊飯器の上に自分の名前を書いて下さい。
炊飯器を洗って、使い終えたら自分の名前を消して下さい。
こうやって、誰が使っているかがわかるようにして、責任の所在やモラルを保っているのです。
他にも、自分の部屋のドアを黒板にしていたりします。
ドアノブまで黒板のドア。黒板塗料という市販の塗料を使うと、どんなところも黒板になってしまいます。
それを使って、自分の部屋のドアを黒板にし、帰省中などに一言、
「○○日まで実家にいます。」
なんてメッセージを残しています。
この部屋はキッチンの近くにあるので、目につきやすいので、こういったメッセージを書いても機能しています。
花小路に新しく出来たシェアアパートでも黒板塗料を使っていますが、全部の壁がそうなっているのではありません。
みんなが目につく場所にあるところで、シェアするモノの近くだったりします。
洗濯室の壁の一部が黒板になっています。洗濯機の近くに黒板をつくり、
「今、○○が使っています。」
ってメッセージを書けば、ストレス無く暮らせると思います。
共同生活で、『共有する』と言うことは、モノや空間だけではなく、情報もすごく大事な部分なのです。