「案内してもらった物件にいざ潜入。いよいよ中に入ってみます。
まずは玄関。
壁紙は剝がれ、なぜかトイレットペーパーホルダーが落ちていました。
そしてキッチン。
キッチンは思っていたより綺麗。湯沸かし器が懐かしいです。
そして居間
壁に扇風機…こんなの銭湯の脱衣室でしか見たことが無い。
それにキッチンと同じく、なぜか柱がグレーに塗られている。
壁紙も黄ばみ、畳の劣化も進んでました。
奥に、もう1つの部屋があるということで、その部屋を見てみると
あれ?綺麗。
壁が白いし、柱もグレーに塗られてなくていい感じ。
天井も綺麗。でもなぜかドコモダケがぶら下がっている…
全体を通してみると、畳はボロボロだし、壁は黄ばんでいるし、柱はグレーに塗られているしと、悪いところに目が行きがちでしたが、でもそれ以上にたくさんの魅力が詰まっていました。
これだけ古い物件だったら改装したときに家の雰囲気がガラっと変わるだろうなぁという期待で胸がいっぱい。いや、本当は不安で胸がいっぱいでした。だって、この時点で僕はまだ正しいペンキの塗り方ひとつ分かりませんでしたから…つづく。
(文・写真=石母田 諭)