ミサワクラスの休日は静かだ。
流しにたまった食器は夜のなごり。誰もいないキッチンを通り、僕は街に出て行く。
散歩がてら、近くのパン屋さんにいく。朝早くからやっているパン屋さん。オーガニックなお店だ。
「最近、山形には、そういう雰囲気のお店が増えてきた気がするなぁ。」なんて、ぼぉっと、どうでも良い事を考えながら、歩いて3分。
パンの香りがだんだんと僕の目を覚まし始める。僕はそこでバケットや食パンを買っていく。
帰り道、大沼デパートの地下で、チーズやジャムなどを買って、ミサワクラスに帰る。
焼きたてのパンと、
入れたてのコーヒー。
体に優しい感じの朝食。街中居住を楽しみながら、僕は目を覚ます。
山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー
黒田良太鈴木芽久美山本将史工藤裕太佐藤英人石母田 諭