僕はこの前まで、友達と家具を作っていた。
それとは別で、その延長戦というか、趣味で、ハンガーラックを作った。
このハンガーラックは、板と鉄パイプで出来ていて、分解できる。僕はもうすぐ山形を(たぶん)離れるので分解できて、持ち運びが簡単なものじゃなきゃ、現実的ではなかった。そう考えると、僕の目には売っているものは、引っ越しに不向き。送料にお金がかかる。だから、引っ越しを考えた家具をつくる事にしたのだ。僕はまだまだ、これからも、家は賃貸だ。しかも、同じ住まいにずっと住むことはない。たぶん、そういう人はほかにもいるはず。であるならば、こういう視点とモノの作り方は、アリだと思う。
山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー
黒田良太鈴木芽久美山本将史工藤裕太佐藤英人石母田 諭