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2013.3.11

第93話 佐久間ビルリノベーションプロジェクト始動

平 麻里恵
 

先月の16、17日にオープンハウスを行った佐久間ビル301号室のリノベーションプロジェクトについて、プロジェクト開始時にさかのぼってお送りします。

昨年3月に実施したバリューアップ原状回復プロジェクトvol.2のリノベーションに続き、今回もアパートの一室をリノベーションすることになりました。

これまでバリューアップ原状回復プロジェクトをvol.1とvol.2を行ったからか、山形R不動産恒例のプロジェクトとして定着してきたようです。

9月初め。
「実は、今年もリノベーションが出来る物件が出てきました。」
ということで、プロジェクトが始まりました。

そんなリノベーションプロジェクトは、まずは現場の見学から始まります。

今回の対象となる物件は、国道13号線を松山交差点で降りて、県庁の方に行くと右手に見える、直方体で白い壁にアーチの窓がたくさんついたアパート「佐久間ビル」です。


アーチ2つで1部屋分。1階はテナントと倉庫で、2・3階がアパートになっています。

後ろに見える緑は、千歳山の緑です。
朝、玄関を出たら千歳山とご対面。「よしっ今日も頑張るぞ!」と、気分を入れ替えてくれそうです。

私は山形市出身なので、小さい頃からこの道を通っては、このアパートを見ていました。
そんなアパートを自分たちでリノベーションすることになるなんて・・・
なんだか、とてもわくわくします。

さて、それでは室内へ。
アーチの外壁が切り取ったやさしい光が玄関まで届いているので、室内は明るい印象です。


反対側にも窓があるので、夏場、開放したら山側から風が部屋を通り抜けます。

見学しながら、「部屋にはしっかりとしたキッチンや大きな収納があって、女性にはうれしいね~」なんて話していました。
ですが、この建物を管理する千歳不動産の担当の方から話を聞くと、冬の寒さが厳しい山形では室内と室外の温度差から結露が起こってしてしまうという問題や実はデッドスペースができやすいプランであるということが分かりました。

そんな現場の感想と室内の実測データを持ち帰り、図面をつくって意見交換をしながら各々プランを考えてみました。

次の週、ミーティングで各プランのプレゼンテーションをしたところ、大まかな構成や部屋のイメージが3パターンくらいに分けることができました。


ワンルーム化させる案や採光のための窓設置案、共同の作業スペースとして使用する案など様々な切り口で提案されました。

次の作業は、2、3人のチームを組み、1人では気づけなかった点などを話し合って、3パターンに分けられたプランをそれぞれ詰めていきます。

つづく。

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このブログについて

山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー

著者紹介

黒田良太
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