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2013.3.25

第94話 提案から次のステップへ

平 麻里恵、イラスト=菅原 かずさ・鈴木 いづみ
 

2012年10月中旬
佐久間ビルのオーナーさんを迎え、これまで考えてきたプランのプレゼンテーションを行いました。

私たちが考えたプランにオーナーさんもイメージを膨らませて、「A案はここがいいよね~」、「B案のこれ気になるなぁ~」などなど、嬉しいコメントをたくさん頂きました。
また、貸主として「ここを〜して欲しい」といった要望を聞きながら、初めてのプレゼンは進んでいきました。


提案したプランのイメージパース

提案する生活のシーン

そして、オーナーさんによって選ばれ、決定したプランは「ワンルームプラン」になりました。

この部屋は、
・デッドスペースをつくっている既存収納を撤去し、新たな収納を設置
・キッチンとリビングを分けていた間仕切りをなくして、広々ワンルーム空間に
といった特徴のある部屋になる計画です。

ここからは、プレゼンの際に頂いた意見をもとに実施図面の作成と、実際に使う素材選びに取り掛かかります。

素材選びでは、「床材ひとつにしても木の種類も厚さも幅も色も、たくさんあるんだなぁ」とびっくりすることもしばしば。使いたい材料をひとつ一つ話し合いながら、自分たちが思い描く形へと決めていきました。

2012年11月下旬
完成イメージや使いたい素材などを盛り込んだ図面を持って、工務店の方と現場での打ち合わせを行いました。


自分たちで作成した指示書を片手に、現場で細かいところまで打合せを行っていきます。

「既存の収納は撤去。」
「下がり壁も撤去。」
「壁は白でフローリングは淡い色のもので。」
などなど、考えてきたことを現場で指さしをしながら説明をしました。

工務店の方からは、自分たちが当日に伝えようと思っていたこと以外に、「現場では新設するスイッチの位置」や「エアコンの移設に伴う配管処理」のことなど、気がつかなかった部分の仕様についての質問もあり、こんなにも考えなければいけないことがあるのだなと、現場で実感しました。

初めての打ち合わせで悩んでしまったところもありましたが、なんとか工務店の方から「わかりました」とご返事を頂き、見積書をつくって頂くことになりました。

「果たしていくらでできあがるのか」
次回は、見積書〜完成までをお送りします。

つづく。

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このブログについて

山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー

著者紹介

黒田良太
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