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2013.4.8

第95話 1DKから広々ワンルームに

田中 夏未
 

山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー。山形R不動産の原点、ご覧ください!(※下部の記事一覧からすべての回が読めます。)

2012年11月下旬 見積調整
前回の「第94話 提案から次のステップへ」では、
「壁は白にして、床や建具は木の質感をそのまま表現したいね」
「部屋は明るくしたいから、木材も白に近いものがいいかもしれない」
という私たちのイメージや妄想を、見積書にしてもらいました。

しかし、このまま着工できるわけではありませんでした・・・。
その案は、限りある予算を大幅に超えていたのでした。

私たちがつくりたい部屋のイメージをつくれるよう、施工会社の方や先輩方に相談し、安価な素材を教えていただきながら、何度も予算内で実現出来るよう考え直し、長い過程を経て、ようやく見積がまとまったのでした。


2012年1月上旬
度重なる見積調整を経て、いよいよ工事がはじまりました。

今回のこの部屋には、「部屋が暗い」、「デッドスペースが多い」、「結露が発生する」という問題がありました。


下がり壁撤去時の様子

まずは、下がり壁という天井に付随している壁を撤去し、広々としたワンルームに。
すると、北側からの採光も見込めるようになり、部屋が明るくなりました。
また、衣類収納は寝室部分、本などの収納は北側に設けることでデッドスペースは解消されました。

さらに、断熱工事を施したので、山形の冬もどんとこいです。


北側に設けた本などの収納と、カウンターテーブル。

寝室部分の衣類収納。

北側からキッチンを見た眺め

私たちが現場で出来ることは、ほぼありませんでした。
しかし、私たちにはデザインした責任があります。
現場には毎日のように足を運び、間違って施工されていないかを確認に行きました。
そこで日を追うごとに、自分たちの思い描いていた風景が目の前に広がっていく様子は、とてもうれしくありました。
(完成した物件情報は、こちら。)

ここで生活を始める人が「ずっと暮らしたい」と思えるそんな一室であり続けてほしいです。

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このブログについて

山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー

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黒田良太
鈴木芽久美
山本将史
工藤裕太
佐藤英人
石母田 諭

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