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2025.4.10
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R不動産の使い方

山形R不動産リニューアルオープンによせて

馬場正尊(東京R不動産)
 

2009年にR不動産初の産学連携モデルとして立ち上がった異色の存在、山形R不動産がこの4月、体制も新たにウェブもリニューアルすることになりました。山形R不動産はどのように拡張していくのか? これまでを振り返りながら、今後に想いをはせます。

東北芸術工科大学の学生たちによって発見された「クリエイティブな空き家活用」

山形R不動産は、2009年に実験的に開始された。地元の大学である東北芸術工科大学と、同じ地元企業の千歳不動産との産学連携モデルとしてスタート。
学生たちによる企画・設計のシェアハウス「ミサワクラス」や、アトリエとしての使用可能なDIY賃貸など、特徴的な物件をつくってきた。


街なかの休業していた旅館をシェアハウスにリノベーションした「ミサワクラス」。暮らしながら作品を制作する姿が話題になり、学生たちの街なか居住の好事例となった。

アーティストを志す学生たちに向けて、作品制作も可能な賃貸物件を企画。クリエイティブな暮らし方を誘発し、人気となっていった。

ちなみにこの時活躍した学生たちが現在、東京R不動産の主要メンバーになったり、山形のまちづくりのキーマンに成長したり、東北で活躍する若き建築家になったりと、社会の現場での人材育成という意味でも大きな成果を上げてきた。


東北芸術工科大学卒業生の佐藤英人さんが老舗の傘屋だった物件をリノベーションして始めた「BOTA coffee」。

山形R不動産が起こしたリノベーションによる物件再生の動きは段階的に大きくなり、行政や地域の大手企業がこの分野に参入していくなど広がっている。2022年には、山形市の創造都市戦略の拠点である「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」がオープン。5000平米ある第一小学校の旧校舎をリノベーションし、物販・飲食・ギャラリー・仕事場・ミニシアターなどの複合施設として生まれ変わった。


山形におけるリノベーションの動きの集大成、「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」。もともとは山形市立第一小学校旧校舎。ここに来れば山形のクリエイティブを体感できる。

2024年には、JA山形市が所有する物件を大規模にリノベーションし、新たな居住空間の提供を段階的に行うプロジェクトを実行。今後、その数を増やしていく予定だ。
山形にもR不動産的なカルチャーが着実に定着しつつある。


東北芸術工科大学とJA山形市がタッグを組んで賃貸集合住宅をリノベーションした「エコアパートメント五日町」。企画・設計を同大学の建築・環境デザイン学科が担当した。
これからは街なかだけでなく、山へ、川へも。

このような動きをさらに加速させ、より街に定着していくタイミングがやってきた。
2025年、山形R不動産のきっかけを作った水戸靖宏が千歳不動産の社長に就任したことを機に、ウェブサイトをリニューアルし再始動することになった。

大学とのコラボレーションということもあり、今までは街なかの物件が多かったのだが、これからは山へ、川へと自然の中にも積極的に物件を探しに行く。


山形R不動産の代表を務める水戸靖宏は兼業農家でもある。

例えば、水戸さんは不動産会社の社長でもあるけど、実は農家でもある。早朝にさくらんぼやラ・フランスを育て、その後出社。山形という土地では、それが可能なのだ。

蔵王のほうに登っていけば、温泉とパウダースノーのスキー場の近くにも物件がある。しかも街の中心から車で30分くらいの距離感だ。
都市と自然との距離が近く、バランスがいい。また、山々に守られた盆地なので、自然災害も極端に少ない。
最近はそれに気がついた移住者が増えている。
豊かな暮らしのレポートは、我々のグループメディア「real local山形」に詳しいので、ぜひ!


リアルな山形を発見するメディア「real local山形」  https://www.reallocal.jp/yamagata

そんなわけで、山形R不動産は物件のラインナップを、街に、自然に、農業にと拡張しながら2025年4月、リニューアルします!

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