経年美を愉しむ平屋

山形市北東部に位置する「鈴川町」。ここは山形駅からバスで約13分、歴史深い地に佇む静かな住宅地です。
徒歩圏内には幼稚園や小学校、コンビニ、スーパーが揃い、子育て世代にはうれしい便利な立地。
さらに、近くのバイパスを利用すれば、隣接する市への通勤も快適です。
このエリアのシンボルともいえるのが、創建から約1300年の歴史を持つ「印鑰神明宮」。毎年9月に開催される祭りでは、多くの人々が集まり賑わいを見せます。その風情豊かな街並みの中で、ひときわ静けさと開放感を感じさせる平屋住宅が今回ご紹介する物件です。

南側に大きく設けられた窓。その先には、手入れされた庭木が広がる美しい庭があり、まるで自然の中にいるかのような心地よさを与えてくれます。さらに、窓外の広々としたテラスでは、朝のコーヒーを楽しむのにぴったりな空間が広がります。この贅沢な風景を日常の一部にできる平屋は、築年数があるからこその味わい深さが魅力。

玄関を入ると、まず目に飛び込んでくるのは広々とした玄関ホール。正面にはキッチン、北側には水回りが配置されています。家の南側はリビングと寝室が配され、日当たりの良さと心地よさを最大限に活かしたレイアウト。一方、北側の浴室にはガラスブロックを用いた壁が設けられており、柔らかな光が玄関ホールにまで届く工夫が施されています。

リビングとダイニングキッチンの間には室内窓が設けられ、その下に造り付けのカウンター収納が配置されています。動線の良さと生活空間の一体感が、家全体に落ち着いた雰囲気を与えています。

そして、この家のもうひとつの魅力は庭の植栽。長い年月をかけて丁寧に育てられた木々は、まるで成熟した森のような趣を感じさせます。広い庭では、家庭菜園を楽しんだり、四季折々の風景を眺めたりと、自分らしい時間を過ごせそうです。

確かに築年数は経っていますが、新築にはない風合いと経年美がこの家にはあります。この平屋の潜在的な魅力をさらに引き出すため、リノベーションで自分らしい空間をつくる楽しみも味わってみてはいかがでしょうか。

日常の中に、ふっと非日常を感じる。そんな時間をこの平屋と庭と共に楽しんでみませんか？