この分譲地、たぶん僕がいちばん最初のファンです。
初めて訪れたときは、正直ちょっと感動してしまいました。
「なんか、すごくいい…」って。理由を一言では言い表せないけど、でも確実に“いい”。そんな土地って、そうそうありません。
まずはロケーションが最高です。
北側には、山形市のシンボル・千歳山がドンと控えています。季節のうつろいを色で教えてくれる、頼もしい山。
そして、土地が前面道路よりも少し高くなっているおかげで、南側の眺めもとてもいい。
山形らしい山々の連なりがスーッと広がります。
このエリア、実は“風致地区”に指定されています。
「ふうちちく」とは、ざっくり言えば「自然を守っていこうねエリア」。
自然との共存がルールになっていて、建ぺい率は40%、容積率は150%。つまり、大きな建物をドンと建てるのはNG。でもその分、ゆとりのある暮らしが保証されているとも言えます。
建物と自然が、ちゃんと距離感を持って仲良く暮らしていける地区なんです。
そして、開発を手がけたのは、山形のリノベーション会社「マルアール」であり、東京R不動産共同代表で建築家の馬場正尊さん、断熱の専門家でみかん組の建築家である竹内昌義さんをはじめとした豪華なプロジェクトメンバーで構成されています。
そんなメンバーが関わってる時点で、「ただの分譲地」になるはずがないんです。
実際、この土地の魅力を最大限引き出すプランも用意されていて、完成予想図を見たら一目惚れする人も多いはず。
道路より一段上がった敷地だからこそ可能になった、広いテラス。
高い塀やフェンスがなくても、ちゃんとプライバシーが守られるから、空も景色もまるっと独り占めできます。
(ちなみに建築条件付きではないので、このプランに縛られるわけではありません。でも、正直このプラン、すごく良いです。)
そして、個人的にグッときたポイントがもう一つ。
敷地の裏には、昔からある小さな水路が流れています。
かつては生活用水として使われていたらしく、野菜を洗ったり、洗濯をしたり。
水とともに暮らす、そんな風景がいまでも残っているんです。
下流でも使われているので埋めることはできませんが、うまく活かすという選択肢も大いにアリ。
たとえば、朝の光を浴びた千歳山を眺めながら、水路で冷やしたトマトをかじる。
そんな風景が、暮らしの一部になる分譲地です。
ただ家を建てるだけじゃない、“自然と景色がおまけでついてくる”この場所。
ここから始まる毎日、ちょっと特別になる気がしています。